体験談

    現場で働く薬剤師さんインタビュー#15「ユタカファーマシー」

    現場で働く薬剤師さんインタビュー第15弾
    株式会社ユタカファーマシーでドラッグストア薬剤師として勤務する野村さん(男性)にインタビューしました。

    白衣
    白衣
    白衣:当サイトの運営者
    野村さん: 株式会社ユタカファーマシー(富士薬品グループ)勤務。ドラッグストアの薬剤師さん

    0. 勤務年数は? 年収は??

    白衣
    早速ですが、野村さんの現在の勤務年数などについて教えていただけますか?

    野村
    勤務先は株式会社ユタカファーマシーでドラッグストア薬剤師として勤務しています。
    勤務年数は現在3年目で29歳です。
    年収は500-600万円です。

    白衣
    ありがとうございます。

    1. 仕事内容について

    白衣
    出社してから帰るまでの1日の流れはどのようなものですか?

    野村
    弊社はシフト制をとっており、9-18時勤務か10-20時勤務の2パターンがあります。

    9-18時のパターンの一日の流れは、
    8:45-9:00:開店のためにパソコンや分包機、レジの電源を付ける
    9:00-13:00:投薬、監査等の薬剤師業務
    13:00-14:00:休憩(1時間15分)
    14:00-18:00: 投薬、監査等の薬剤師業務 18時に引継ぎを行い退社

    10時-20時の業務でもほとんど変わりはないですが、20時から-20時半頃まで閉め業務(レジやパソコンの電源落としたり、会計確認等)を行います。

    白衣
    ありがとうございます。
    業務内容についてもう少し掘り下げて教えていただけますか?

    野村
    業務は主に2種類、薬剤師業務と管理業務があります。

    薬剤師業務は処方確定、ピッキング、監査、投薬、薬歴の流れで、処方が間違っていないことを確認し、薬を拾い、数や名前が間違っていないかを確認します。その後、患者様へ投薬し、薬歴を記載します。処方に疑問点や患者さんの希望に沿わない処方が出ていた場合疑義紹介を行います。

    管理業務では、店舗が効率よく回っていけるように、教育、シフト作成、薬の在庫調整等を行っています。

    白衣
    いわゆる薬剤師業務と店長業務の2種類があるのですね。まだ若手なのにすごい!
    続いて、仕事のやりがいや困ることについてお聞きしたいのですが、いかがでしょうか?

    野村
    仕事のやりがいは、自分の専門性を発揮し、患者さんの健康や疑問に貢献できたときです。抗がん剤及び治療については勉強を深めており、自身で専門性があると自負しています。

    抗がん剤の治療は副作用が出たり、治療が複雑です。その中で、患者様の疑問や困っていることを聞き出し、それに対する対処を患者さんの健康や気持ちに寄り添って提案し、改善していくことにやりがいを覚えます。

    仕事で困ることは、5年間など継続期間の長い継続処方の患者さんになってくるとお薬のこともよく知っており、また体調も特段変化なく安定している場合が多いので、聞き取りや服薬指導に困ることがあります。もちろん色んな観点から聞き出そうとしますが、なかなかうまくいかないところです。

    白衣
    初診の方だと処方された薬をきちんと飲んでくれなくて大変など聞きますが、継続患者さんでも大変な点もあるのですね。勉強になります。

    2. 志望動機、御社の特徴・課題は?

    白衣
    なぜ御社を選ばれたのですか?
    また、なぜ今の職種を選ばれたのですか?

    野村
    理由は2点です。

    1点目はインシデントやアクシデントが圧倒的に少ないこと。私は患者さんに迷惑をかけ、健康上の被害を与えるような薬剤師にはなりたくないとの思いから、ミスが少ない薬局にしようという軸をもって会社選びを行っていました。

    弊社はミスを犯さないような工夫が多々あり、監査方法においても細やかなマニュアルがあり、整理整頓もなされており、安心して調剤出来ると考えたからです。

    2点目は全国転勤はしたくなかったからです。自分の住む場所くらい自分で決めたいとの思いがあり、住む場所について融通が利く会社を探していました。

    弊社は融通が利き、転勤も勿論ありますが、希望が通りやすく住宅補助も出ることから条件に当てはまると思い決めました。

    白衣
    医療ミスは表にでてこないものを含めると莫大な数になると言われますからね。野村さんの医療人としての責任感の高さが就職の軸にある様子が伺えます。
    続いて、御社の自慢できることや他社にない特長は何だと思われますか?

    野村
    先程のものとかぶりますが、ミスが圧倒的に少ないことです。

    インシデントやアクシデント率が非常に低く、ミスを減らす工夫が多々行われています。例えば、散剤の監査においても細かく監査の仕方がマニュアルによって決まっており、マニュアルに従うことで、ミスを減らせたということが多くあります。

    それだけでなくプレインシデントゼロデーを月1回設定するなどミスを減らしていこうというような雰囲気が会社全体で漂っています。

    白衣
    それでは次の質問です。御社が力を入れていることと課題について教えて下さい

    野村
    課題としては、ミスを減らすことに注視し、確認が多段階に行われるため、投薬までに時間がかかることと感じています。

    しっかりと処方内容を確認し、監査も必ずダブルチェックを行ってます。そのため患者さんを待たせることが多く、その加減が難しいところ、課題であると感じています。

    しかし、会社の方針としてはスピードよりも安全性を掲げており、待たせてもいいから間違えない事を重視しています。

    白衣
    速度よりも安全性。患者さんの薬局における快適さよりも、長期的にみたときのリスク回避を大事にする。御社の理念が伺える経営方針ですね。

    3. 職場の雰囲気は?

    白衣
    野村さんが御社で働く理由は何ですか?

    野村
    私がドラックストア業界で働く理由は2点あります。
    まずドラックストアを選んだ理由は患者さんにより近い場所で患者さんの健康に寄り添いたいことです。製薬企業、病院、薬局、ドラックストアの順で患者さんにより近いと考えており、ドラックストアを選びました

    次に調剤併設のドラッグストアを選んだ理由は、給料が高いこととOTCを扱うことが多いということです。OTCに関してはOTC、健康食品と薬との併用について興味があり、医師にはわかりにくい点において薬剤師の専門性を発揮できると考えたからです。

    白衣
    次の質問に移らせていただきます。御社の社風はどのような感じですか?

    野村
    社風は朗らかで、温かみのある優しい会社であると思います。

    上司を見ても、皆腰が低い人が多く威張り散らしたり、八つ当たりをしたり、怒鳴ったりすることはありません。皆さん、優しく新入社員であっても、その人の権利やその人自身をしっかりと見て支えてくれているといった感じがあります。

    その分、がっつく人は少なく、積極的な人は少ないように見受けます。以上より、落ち着いた優しい会社であるのではないかと私は思います。

    4. 医薬品業界の課題・将来性は?

    白衣
    業界の課題や将来性についてどのように思われていますか?

    野村
    今後も業界自体は延びていくと考えています。

    しかし、アメリカをみると、ドラッグストアは2企業に寡占化されていることから考えるに、合併や併合はこれから進んでいくように思えます。即ちはじめ勤めていた会社から転職していないのにもかかわらず企業名が変わるといったことが多くあるのではないかと考えています。

    業界の課題としては飽和した後にドラッグストアとして新しい価値を生み出せるか、町により根差せるかがカギになってくるのではないかと考えています。

    白衣
    ご意見にとても賛同します。私も全く同様のことを考えており、ドラッグストアの寡占化、寡占化の果てにどのような予防医療が展開されていくのかに注目しています。

    5. 福利厚生は? 産休・育休は??

    白衣
    最後の質問です。
    野村さんは御社の福利厚生制度に満足していますか?
    また産休・育休は取れる環境ですか?

    野村
    住宅補助は7割が永年出るため、満足しております。その他の福利厚生及び施設については利用したことがないのでわかりません。

    産休・育休はとれる環境であると思います。私が知っている限りでも、ほとんどの方は取得できており、申請すれば間違いなくとれると思います。私自身もそのような機会があれば申請しようと思っています。

    総じて福利厚生は満足とは言い切れませんが、普通レベルにあると言っても過言ではないでしょう。

    白衣
    白衣
    野村さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。以上で、「現場で働く薬剤師さんインタビュー」の第15弾を終えたいと思います。今後もよろしくお願いします!

    #15 ユタカファーマシーのまとめ
    • 29歳、勤務年数3年、年収500-600万円
    • ミスを犯さないような工夫が細かにあり、インシデントやアクシデントが圧倒的に少ない
    • スピードよりも安全性
    • OTC、健康食品と薬との併用について興味。医師にはわかりにくい点において薬剤師の専門性を発揮できる
    • 住宅補助は7割が永年出る。産休育休もほぼ100%取得可能

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