履歴書

    戦略的 履歴書・ES作成 #3 魅力は面積で魅せろ

    第2回では魅力式を用いて、OB・OGの内定エピソードをハードとソフトに因数分解して魅力を検出する入力して紹介しました。

    今回及び次回ではその魅力式の詳細についてより詳しく解析していきたいと思います。

    1. 魅力式  ハードパートの解説

    魅力式のハードパートでは、主に大きく3つに分けて、頭脳ー身体ー感性という指標に基づいて要素を分解しました。

    なぜこの3つなのかと言うと、定量的な側面が得られるうえ分かりやすいからです。

    各要素について、具体的に解説していきます。

    1-1. 頭脳

    言わずもがな、大学生の本分です。

    大学の偏差値から始まり、定期試験の成績やゼミや研究室での専攻内容などがここに含まれます。

    大学院生ならば学校での成績はもちろんですが、それ以上に所属研究室の研究内容や研究業績、学会での発表回数、論文に名前が載った回数、特許に関与した数などが非常に重要となっていきます。

    また、このような大学に関与するものに加えて、TOEICやTOEFLの点数、テストセンターでの点数、プレゼンテーションなども含まれます。

    知的労働が必要とされる、研究職や開発職などではかなり重要視される領域です。

    1-2. 身体

    いわゆる部活動や学外でのクラブ活動などで成績を収めた人がアピールしやすい領域です。

    なぜ身体が大事かというと、もちろん社会人というものは体力勝負の側面が非常に大きいというのもあります。

    学生と異なり、風邪をひこうが体調が悪かろうが、ここ一番の時は出張って勝負をしなければなりません(ブラックな体制とは違う意味です)

    しかし、それ以上にみんなで力を合わせ、目標に向かって努力し、結果を獲得したという過程が重要視されるのです

    また、運動部特有の上下関係、即ち理不尽が許される縦社会の構図というものは、日本の会社構造ととても類似しており、上からの理不尽に粛々と従う、ソルジャーの適性が重宝されるという事実もあります。

    このような理由によって、身体能力および身体を鍛えるプロセスで得られたものというものは大きな指標とされるのです。

    1-3. 感性

    ややもすると軽視されがちな感性ですが、言い換えれば”感覚が鋭い”、”洞察力がある”、”物事に対して敏感である”ということです。

    また、昨今では、クリエイティブシンキングやデザインシンキングなどデザイナー的な考え方が見直されており、海外のCEOや研究者が美大でアートの学ぶことが流しているぐらいです。

    音楽でもアートでも何でも良いのですが、クリエイティブな力があるということは、創造的な思考ができる能力、物事の特徴を捉えて抽象化できる能力高いことが近年明らかになってきています。

    ロジカルシンキングでは対応できなくなりつつある昨今、感性が豊かでクリエイティブな見方ができるということは、それだけで非常に強みとなるのです。

    また、アート要素の強い人というものは比的ユニークな人も多いです。

    大企業ほど社員の属性が均質化するのを避けるために、嗜好や思考が独特な人を採用する風習もあったりします。

    したがって、感性が豊かあるという特徴も十分な武器となるのです。

    2. 特徴を2つ選び長所の面積を描こう

    2-1. 長所の面積とは?

    各指標の重要性がわかったかと思いますが、以下の2点のどちらかのスタイルに合わせて自分の魅力を高めてください。

    <div class=”simple-box1″><p>

    1)OB・OG訪問から導いた、”就職したい企業が求める人材の特徴”に合わせて、2つの指標の能力を上げる

    2)企業が求める人材像は置いといて、自身が得意だと感じる2つの指標の能力を上げる

    </p></div>

    1)はマーケットインという手法、2)はプロダクトドリブンという手法に基づいた考えです(マーケティング用語。詳細はググってください)。

     

    1)が実行できると、本シリーズで解説してきたことが実践でき、まさに戦略的な就活が可能となります。

    しかし、自身の特性と企業の特性が都合よく合致しないのもまた事実です。

    そこで、企業の求めている人材像は一旦横に置いといて、自身の上げやすい能力を上げるという考え方が2)です。

    なお、「企業の求めている人材像は一旦置いといて、」としましたが、業界・職種において求めるハード要素はある程度一致します(ソフト要素が一致しないことは多い)

    少なくても3要素のうちの1つは合致しますので、求めている人材像と自身の特徴が一致しなくても悲観的にならなくて大丈夫です(3要素のうち1つも合致しなければ、その職種に向いていない可能性が高いです)。

     

    また、3要素のうちの2要素を鍛える理由は「1要素のみで突き抜けるにはハードルが高すぎるから」です。

    一つの能力で突き抜けるということは、その能力においては少なくとも日本国内ではトップか、それに近いレベルが必要です。

    あなたがそのような能力を持っているなら話は別ですが、持っていないのであれば1要素のみで突き抜けるという戦略は愚策です。

    中の上で良いので2つ要素においてある程度鍛えて、特技の面積を作り上げてください。

    2-2. 「文武両道」「感性豊かなアスリート」「 Creative Thinker」

    図1を見てください。

    ハードの3要素、頭脳、身体、感性をそれぞれXYZ軸にしたグラフです。

     

     

    もし身体面のみで優れているとしたら、図2のようになります。

     

     

    身体面は優れていますが、感性と頭脳の能力は0に近いため、描かれる像はほとんど直線です。

    この身体面で優れているというのも、国体に出場したとか、オリンピック候補生であるとか、極めて高いレベルであれば問題ないのですが、そこそこのレベルにとどまってしまうと就活における魅力としては高いとは言えません。

    しかし、図3ようにそこそこのレベルでも、身体と頭脳の2要素で優れていると面積が描けます。

     

     

    この面積を描くことが非常に重要で、面積が大きいほどあなたの魅力や可能性が上昇します。理由は簡単で、独自性・オリジナリティが高くなるからです。

    従って、マーケットインでもプロダクトドリブンでも良いので、長所の面積を描くことに注力してください。

    「図3 文武両道」タイプに加えて、「図4 感性豊かなアスリート」「図5 Creative Thinker」という道もあります。

     

     

    あなたの戦略に合わせて能力を選定し、面積を描いてください。

    なお目指す指標は2つまでにしてください。

    本当に稀に「図6 スーパーマン」という立体タイプもいますが、目指してなれるものではありません。最悪、3要素全てが低いレベルに留まってしまい、何者にもなれなくなってしまいます。

     

     

    「選択と集中」これが戦略です。

    要素は2つまでに絞り、時間と労力をつぎ込んで少しでも大きな面積を描き、あなたの魅力を高めてください。

    白衣
    白衣
    履歴書・エントリーシートの書き方 戦略其の三
    長所の“面積”を描く
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