働き方(研究者)

    現場で働く研究者さんインタビュー#5「テクノビューティーサプライ(化粧品会社)」

    現場で働く研究者さんインタビュー第5弾
    株式会社 テクノビューティーサプライで化粧品研究者として勤務する神埼さん(男性)にインタビューしました。

    白衣
    白衣
    白衣:当サイトの運営者
    神埼さん: 株式会社 テクノビューティーサプライ 勤務。化粧品の研究者さん

    0. 勤務年数は? 年収は??

    白衣
    早速ですが、神埼さんの現在の勤務年数などについて教えていただけますか?

    神埼
    勤務先は株式会社 テクノビューティーサプライ で化粧品の研究者として勤務しています。
    勤務年数は現在12年目で41歳です。
    年収は500-600万円です。

    1. 仕事内容について

    白衣
    出社してから帰るまでの1日の流れはどのようなものですか?

    神埼
    午前中は試作品の作成やそれ等の評価等を行っていました。昼は1時間の休憩があり、午後になってからは商品企画の化粧品の処方組を行っていき、それについての評価もしていきました。

    さらにはマーケティングデータを調べたり、薬事法についての勉強、商品をどうPRしていくのかといったマーケティング、企画、開発といった分野も同時進行でやっていました。そして17時に帰宅という流れです。

    白衣
    業務内容について、もう少し具体的にお聞きしてもよろしいですか?

    神埼
    業務内容としては、クリーム、ローション、パウダー製品の試作をしていました。試作を作ったら密度、粘度、水分量、pH、重量、溶出、硬度等といった成分を分析して、その後に処方してみてどれくらいの効果があるのかを試していました。

    また、化粧品開発だけではなくてマーケティングや企画、開発といった分野でもミーティングするなどの業務もあります。

    白衣
    続いて、仕事のやりがいや困ることについてお聞きしたいのですが、いかがでしょうか?

    神埼
    仕事でやりがいを感じることは、自分たちが開発した化粧品が世の中に販売されて人に役立っているなと思ったときです。私たちが作った商品がヒットしたときは格別の喜びがあります。

    逆に言うと、自分たちで提案した化粧品が全くといっていいほどヒットしないこともあります。それは仕方のないことではありますが、ヒットしない連続であるとかなり落ち込んでしまいます。

    あとは、化粧品研究していて思ってもみなかった効果が誕生する配合を偶然にもする時がありますが、その時はすごく興奮しますしやりがいを感じます

    仲間たちで1つの素晴らしい商品を作るために努力して、それに近い商品を作れた時は仲間たちとともに喜びを味わうことができて幸せを感じます。

    2. 志望動機、御社の特徴・課題は?

    白衣
    なぜ御社を選ばれたのですか?
    また、なぜ今の職種を選ばれたのですか?

    神埼
    弊社は、研究員たちがみんなで意見を出し合って相手を尊重しながら自分の発想を試すことに重きをおいており、その雰囲気に魅力を感じたからです。

    職種を選んだ理由は、化粧品が好きだからです。女性を美しくする化粧品というものに興味があり、もっと素晴らしい商品を自分で作って世に出したら喜んでもらえると思って今の職種を選びました。

    白衣
    それでは、御社の自慢できることや他社にない特長は何だと思われますか?

    神埼
    研究員同士が仲良いことだと思います。研究員同士がみんなで意見を出し合って1つのものを作っていこうという気持ちがあり1つになっています。

    だからこそ仕事にやりがいを感じることができていますし長く続いています。あとは実際に弊社で売られている化粧品の売り上げは結構いいのも自慢です。

    白衣
    では一方で御社が力を入れていることと課題としていることは何ですか?

    神埼
    弊社が力を入れていることは、ほかの会社で販売されている化粧品とはない付加価値をつけるということです。たとえば、その化粧品を使うことで綺麗に見えるというのと同時に肌が綺麗になっていくとか、肌トラブルが改善していくというようなことです

    複数の効果を化粧品にもたらすことで女性をより美しくしよう」というコンセプトのもと研究開発を行っています。しかしながら、そう簡単にそのような化粧品が生まれないので研究開発に時間がかかってしまう点が課題ですね。

    3. 職場の雰囲気は?

    白衣
    神埼さんが御社で働く理由は何ですか?

    神埼
    私がこの業界で働く理由は、化粧品が好きというのが一番の理由です。やはり好きなことでないと長続きしません。

    あとは自分が研究開発して世に出した化粧品がヒットしたときに喜びを感じることができるのも働いている理由です。

    今の会社に在籍している理由は、ある程度は自由に研究開発させてもらっているところです。研究員同士も仲が良くていろいろなアイデアが飛び交っています。新しいものを生み出していくことにモチベーションも続いています。

    白衣
    それでは、次の質問に移らせていただきます。御社の社風はどのような感じですか?

    神埼
    弊社の社風はとにかく明るいです。社長自体が明るい方だからだと思います。それが研究員にも表れています。休憩時間などはみんな気軽に雑談したり笑顔が溢れています。

    ただ、研究開発の時には本当に真剣です。みんなすごく没頭していて新しいものを生み出そうというエネルギーにみなぎっている感じです。意見がぶつかることもありますが、それでも相手のアイデアを尊重してどんどん試していきます

    すごく良い雰囲気で仕事している感じです。

    4. 化粧品業界の課題・将来性は?

    白衣
    業界の課題や将来性についてどのように思われていますか?

    神埼
    業界の課題や将来性については、そんなに心配していません。化粧をする女性がいなくなることはないと思うからです。

    ただ、日本全体の化粧品に関しては危機感を感じています。今はどんどん海外の良い化粧品も日本で販売されています。

    海外のほうがどんどん研究開発費を投じて良い化粧品を生み出しています。それを考えると、日本の化粧品会社が縮小していく可能性もあるかなと危惧しています。

    ただ、日本人の肌に合う化粧品開発においては、やはり日本の化粧品企業の方が海外よりも強いので、その点をアピールしていけばまだまだ戦っていけると思っています。

    5. 福利厚生は? 産休・育休は??

    白衣
    神埼さんは御社の福利厚生制度に満足していますか?
    また産休・育休は取れる環境ですか?

    神埼
    福利厚生に関しては不満に感じていることはありません。交通費に関してもしっかりと距離を算出して支払ってくれます。

    さらには住宅を購入後には住宅手当、家族のために家族手当も支給してくれていますし、いろいろな家族の祝い金も支払ってくれます。ですから給料がそこまで高くなくとも満足できています。

    ちなみに産休や育休も取りやすい環境で素晴らしいなと思っています。

    6. 博士号は必要? 修士で十分??

    白衣
    それでは最後の質問です。これからの製薬企業研究職の就活において、博士は必要とお考えですか?

    神埼
    就職活動をした際は修士でした。博士になったほうがもちろん昇進や昇給がしやすいので上昇志向が強い人は必要だと思います。

    ただ、個人的な意見としては博士は必要だとは思っていません。その理由は、学位によって就職や転職が有利になる感じはなかったからです。むしろ博士になるまでに時間がかかってしまう事のほうが、私としてはデメリットに感じます

    白衣
    白衣
    神埼さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。以上で、「現場で働く研究者さんインタビュー」の第5弾を終えたいと思います。今後もよろしくお願いします!

    #5 テクノビューティーサプライのまとめ
    • 41歳、勤務年数12年目、年収500-600万円、化粧品研究
    • クリーム、ローション、パウダー製品を試作
    • 密度、粘度、水分量、pH、重量、溶出、硬度等といった成分を分析
    • 「複数の効果を化粧品にもたらすことで女性をより美しくしよう」というコンセプト
    • 産休育休は取りやすく、住宅手当や家族手当も支給
    • 博士号取得者は少ない。昇進のためにはあると良い

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