体験談

    現場で働く薬剤師さんインタビュー#12「メディスン薬局」

    現場で働く薬剤師さんインタビュー第12弾
    メディスン薬局で薬剤師として勤務する来島さん(女性)にインタビューしました。

    白衣
    白衣
    白衣:当サイトの運営者
    来島さん: メディスン薬局勤務。調剤薬局の薬剤師さん

    0. 勤務年数は? 年収は??

    白衣
    早速ですが、来島さんの現在の勤務年数などについて教えていただけますか?

    来島
    勤務先はメディスン薬局で薬剤師として勤務しています。
    勤務年数は現在5年目で32歳です。
    年収は400-600万円です。

    白衣

    ありがとうございます。新卒で就職された会社から転職して5年目ということですね。
    前の職場はどのような業界だったのでしょうか?

    来島
    以前は病院で病棟薬剤師として勤めていました。

    1. 仕事内容について

    白衣
    出社してから帰るまでの1日の流れはどのようなものですか?

    来島
    8時15分までに出社し、オープンまでの間に予製の作製、レジのお釣りの現金準備、店内掃除などを行います。

    9時に店舗をオープンし、患者さんの対応を行います。また、調剤、監査、服薬指導を各自の持ち回りで実施します。12時より14時の間で、薬剤師間で交代に1時間ずつお昼休憩をとります。

    14時から調剤、監査服薬指導を再び行いますが、午前中とは違う業務になるように調整します。単調な作業みたいになって、ミスをするのを防ぐためです。

    週に2-3回、担当者は在宅で外回りも行います。具体的な内容は一般と変わらず、施設担当者が施設に訪問して薬をセットする感じです。帰ってきたら報告書薬歴を記載し、次回の薬のセット準備まで行います。

    18時30分に店舗を閉める準備を行います。店閉めの当番でなければ19時には退社します。

    白衣
    業務内容についてもう少し掘り下げて教えていただけますか?

    来島
    先に述べたものに加えて、OTC医薬品の販売を行うときもありますね。セルフメディケーションの時代ですから、OTC医薬品の販売は積極的に行っています

    また在宅業務については、週に2-3回患者宅にまわり帰宅後薬歴と報告書を書くのに加え、報告書を病院やケアマネージャー、看護師さんなどに送付したりもします

    施設業務は、医師の回診に同行したりもしますね。当たり前かな笑。でも学生さんだとしらないケースもあると思うので一応言ってきますね笑。

    あとは薬局のイベントで、不定期にお薬相談、健康相談のイベントを行います。しっかりとしたものではなく、いつも来てくれる患者さんにチラシを配り薬局が空いている時間に行う程度のものですが、評判は上々です!

    白衣
    健康相談イベントなどは昨今人気だと聞きます。健康への意識が高まったと同時に、信頼性のある情報の選別がつかないため、専門家に相談したいという要望が大きいそうですね。

    続いて、仕事のやりがいや困ることについてお聞きしたいのですが、いかがでしょうか?

    来島
    在宅業務ですね。外来業務以上に患者さんを身近に感じることができますし、ご自宅に上がらせていただくことを介して、日々の暮らしを垣間見ることができ、患者さんの何気ない不安に気づくことができます。

    また、“ありがとう”と患者さんに加えてご家族に言われること大きいですね。それに病院やケアマネージャーさんなど他の医療関係者とも繋がることができるので、薬剤師の業務の幅を広げることができ、さらに薬剤師の業務がどのようなものなのかを知ってもらうことができる、という点もやりがいに繋がります。

    在宅業務以外では薬相談や健康相談などのイベントにもやりがいを感じます。患者さんが積極的に来てくれるので、何について知りたいのか、何を不安に感じているのかを色々と語ってくれます。

    語ってくれた内容は、いろいろな人に応用できる内容であることが多いので、とても勉強になります。

    2. 志望動機、御社の特徴・課題は?

    白衣
    なぜ御社を選ばれたのですか?
    また、なぜ今の職種を選ばれたのですか?

    来島
    色々ありますが、調剤室に入っている監査システムに魅力を感じたから、というのが大きいですね。

    何の薬を何錠患者さんに渡したかが分かるように監査できるシステムで、患者さんに間違えて薬を渡してしまうことに、とても不安を感じていたのですが、このシステムが入っていることを知り、とても安心したのを覚えています。

    また在宅業務をやっている点も魅力でした。先程も申し上げましたが、在宅業務は患者さんを身近に感じることができます。

    外来では知ることのできない患者さんの日々の暮らしを知り、より患者さんにとって身近な立ち位置で医療に貢献したかったので、在宅に注力している弊社に魅力を感じました。

    白衣
    システムを押される方は珍しいですね。でも、その意見が安全のため、というのがいかにも来島さんの雰囲気とマッチしていて面白いですね笑。

    それでは、御社の自慢できることや他社にない特長は何だと思われますか?

    来島
    在宅やシステムに力を入れている点の他は、勉強会などの自己研鑽についてのお金が出る点ですかね。

    「会社が認めてくれたもの」という制限は付きますが、業務後の勉強会などに参加すると、その分の交通費や時給が発生したりするので、とても嬉しいです。

    あとは福利厚生になってしまいますが、有給休暇がほぼ100%とれ、10日前後の長期休暇がとれる点が自慢できるところですね。

    白衣
    それでは次の質問です。御社が力を入れていることと課題について教えて下さい。

    来島
    在宅業務に力を入れている点です。今は外来がメインの店舗で患者さんを待つだけの時代ではないので、積極的に外の患者さんを迎えに行っています

    ただ、在宅業務はどうしても時間が取られる業務ですので、在宅の件数を増やせば人手不足になります。かといって薬剤師を増やすと人件費がかさむという問題もありますので、そこのジレンマを乗り越えることが薬局業界の課題だと思います。

    あとは、やはり健康相談や薬相談に力を入れているところです。本文が、各店舗にどんなイベントをやるのかを定期的に聞き取りをしています。

    人手の問題でイベントの開催が滞っている店舗に対しては、具体的にどんなイベントならできるかなどのサポートもしています。

    3. 職場の雰囲気は?

    白衣
    来島さんが御社で働く理由は何ですか?

    来島
    私自身、薬をたくさん飲んでいるので昔から薬が身近だったことです。また、薬を飲んでいることに関して不安もあったので、同じような不安を抱えている人に、少しでも不安を和らげてあげられるよう、時には話を聞いてあげ、時には専門の知識で安心させてあげたいと思い、薬剤師の道を選びました。

    弊社を選んだ理由は、力を入れている在宅業務を介して、患者さんとその家族の方々の身近な存在として役に立てると思ったからです。

    今は薬を渡すだけでなく、心のケア等も視野に入れた医療を提供するのが薬剤師だと思います。そのような薬剤師育成に力を入れている、そのような薬剤師になれる環境が整っていると感じ、弊社を選択しました。

    白衣
    次の質問に移らせていただきます。御社の社風はどのような感じですか?

    来島
    仕事とプライベート、どちらも充実させたい人が満足して働ける社風だと思います。ですので、結構自由な雰囲気かもしれません。身だしなみも最低限は気を付けていますが、おしゃれをしている人も多く、身だしなみの規則が厳しいということもありません。

    また、育児をしている、お母さん薬剤師も多いです。そのため、仕事のオンオフはきっちりわけで働くタイプの人が多いように感じます。

    私もプライベートを大切にして、年一回は海外旅行に行くので、そのような働き方を望む人にはとても働きやすい職場だと思います。

    4. 医薬品業界の課題・将来性は?

    白衣
    業界の課題や将来性についてどのように思われていますか?

    来島
    「患者さんにより身近に感じて貰い、薬を渡すだけではなくて生活全面に入り込んで患者さんの健康を維持していこう。そして、医療費削減に繋げていこう」というような傾向にあると思います。

    そのため、セルフケア商品が医療費控除になり始めたりしており、医療費のみならず人手不足の解消にも繋がり良い傾向だと思います。

    一方で、在宅業務などに関しては、人手不足が否めないと感じています。将来的に薬剤師は飽和すると言われていますが、現状は足りなく、今後も改善される兆しがあるとはあまり思えません

    密に接する必要がある在宅業務は、なおさらでは無いでしょうか?
    ですので、課題は人手不足の解消と思います

    白衣
    難しいところですね。在宅等は時間的余裕が無いと十分な心のケアまで視野に入れた医療サービスは提供できませんが、時間対利益が少ないため、企業経営としてはマイナスの点も多く、人件費を考えると安易に人手を増やすわけにもいかない。今後のITに期待ですね。

    5. 福利厚生は? 産休・育休は??

    白衣
    最後の質問です。
    来島さんは御社の福利厚生制度に満足していますか?
    また産休・育休は取れる環境ですか?

    来島
    弊社は正直なところ大手ではありませんが、その割に福利厚生はしっかりしていると思います。有給休暇はほぼ100%取れますし、誕生日休暇を年に1日も貰えます。正社員でなく、パートさんも有給休暇を取得できます。

    他にもリゾートトラストや数万円のカタログギフトをもらえることもあります。

    また、育休・産休の取得も容易です。ほぼ皆さん取得していますし、事情によっては育休を1年間延長してくれたケースもありますので、福利厚生は整っていると思っています。

    白衣
    白衣
    来島さん、本日はお忙しい中ありがとうございました。以上で、「現場で働く薬剤師さんインタビュー」の第12弾を終えたいと思います。今後もよろしくお願いします!

    12 メディスン薬局のまとめ
    • 32歳、勤務年数5年、年収400-600万円
    • OTC医薬品の販売に積極的。セルフメディケーションの推進。
    • 心のケア等も視野に入れた医療を提供するのが薬剤師。在宅では特に心のケアは重要。
    • 有給休暇、育休、産休の取得はほぼ100%可能

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