製薬企業への就活

    まったりホワイトとは本当か!? 元・医学系出版社の編集者が内部事情について語る

    こんにちは、白衣です。

    みなさんは、こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか?

    「まったりホワイト」

    よく2ch就職板等で福音館書店+三大医学系出版社(医学書院,南江堂,医歯薬出版)が説明されるときに使われるワードです.

    つまり,激務で薄給なブラック企業の対局に位置する,まったりなのに高所得なスーパーホワイト企業であることを示すワードです.

    では実際にはどうなのでしょうか?

    本稿では,元まったりホワイト企業に勤務していた人間が医学系出版社について解説していきます.

    (細かい給与形態について知りたい方はこちらをお読みください「20代で年収1000万!? ホワイトまったり出版社の給与事情 医学系出版社から幻の福音館書店まで」)

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    1. 給与

    文句なしの高給取りの部類に入ります.

    大卒の初任給で27~30万円程度もらえるうえ,

    健康保険や厚生年金が100%会社負担のため,額面から所得税と住民税しか引かれません.

    ボーナスは春夏合わせて

    医学書院が月給の10ヶ月分

    医歯薬出版が10.1ヶ月分

    南江堂が8.4ヶ月分

    と,一部上場の大手企業を余裕で抜かしていきます(諸条件により若干変わります).

    さらに,このボーナスにかかる年金なども会社負担ですので,かなりウハウハです笑.

    そのおかげでか,どの企業も社員の平均年齢が40前半ですが,平均給与が1200万円前後とかなり高額です.

    ちなみに医学系出版社ならばどこでも似たような状況かと言うと,そうではありません.

    この3社が異常だということは間違えないでください.

    2. 福利厚生

    給与のところで示しましたが,厚生年金等は会社が100%負担してくれます.

    もらっている給与が高いため,税金は相当高いです。

    そこをフォローしてもらえるため,額面と手取りの間の乖離がかなり小さいです.

    一方で,住宅手当などはありません。

    自己啓発支援や割安で宿泊できる旅館なども一切ありません.

    給与の一部を手当という形で出してくれれば税金の量も減るのですが,そこまで上手くはいかないですね笑.

    ただ、取材という名目で仕事がてら観光している人は多くいますので、みな上手くやっていますね。

    2. 労働環境

    いずれも労働組合が非常に強いため,勤務時間などは8時間未満が基本です。

    当然、オーバーすれば残業代はつきます.

    有給も年に15~20日程支給されまた消費しやすく,大型連休と合わせて長期の海外旅行に出かける人も少なくありません.

    産休・育休も容易に取得できます。

    また本社しか無いため転勤もありません

    以上から、労働環境はサラリーマンの中でもかなり良いグループに入るものと思われます.

    ただ,残業の多さ土日出勤の多さは部署によります.

    総務などは勤務時間できっかり帰宅しますが,編集部や営業部はそのようなことは望めないでしょう.

    どうしても著者のタイミングに合わせる必要があり,医学系出版社にとって著者とはドクターが多いです。

    ドクターは日中,患者の診察をしていますから,基本的に打ち合わせは夜か土日となります.

    また締切などが待ち構えているときは毎日夜遅くまで働くのが当然となります.

    それでも,残業代がつくという点を鑑みれば,サービス残業を強いるブラック企業とは一線を画してホワイトだと感じます.

     

    3. マイナス点

    どこもオーナー企業のうえ、役職もマネジメント研修など一切受けていません。

    ですので,マネジメント能力などは期待しないほうが良いです.

    また,どこも高齢者の多い企業となっており,非常に保守的です。

    新しいことを色々とやりたい人からすると,納得がいかないことが多々出てくると思います.

    古き良き時代を謳歌した方々が社の大半なので,斜陽業界であるからといって,対策,例えば電子化などの変革はまず期待しないほうが良いです.

    そもそもにおいて,理解できません.

    また,簡単な医療技術はほぼ全てやり終えた感のある昨今の医療の性質上,数多くの事柄が複雑に絡み合ったものを何年もかけて解きほぐして新知見に至るため,その期間は使い古したネタを使いまわし,場を繋いでいくような仕事も少なくありません.

    そのため,また同じこと言っているよ,みたいな記事を作ることは多いです.

     

    最後に付け加えると人間関係

    かなり個性的な方が多いです.

    おまけに,どこも狭い企業で年配の女性社員が多いので…(もちろん素晴らしい人もいらっしゃいますが).

    そのような環境で我慢できるなら,また特に気にならないならば医療系出版社は最高だと思います.

    ただ,どこも売上は右肩下がりです.

    今の給与体系,職場環境がどこまで維持できるのかは全くの不明です.

    現在40~50歳を超えていらっしゃる方ならば,まず安心ですがこれから新卒で入社される方は,まず維持できないと思ってください.

    これは断言できます.

    4. まとめ

    ポジティブ 

    • 高い給料
    • 楽な労働環境
    • 転勤なし

    ネガティブ

    • 土日出勤がやや多い
    • 悪い意味で保守的
    • 職場の狭さ×高齢化による人間関係
    • 業界として先細り

     

    いかがでしたでしょうか?

    どこも会社として悪いところでは無いので,自分との相性を図るための参考にしていただければ幸いです.

    それでは、このへんで。

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