製薬企業への就活

    出版企業就活―医療系出版社の基礎知識編―

    こんにちは、白衣です。

    本稿では、理系からの出版社就職について述べていきたいと思います。

    理系の人間で医療系出版社を受ける人はきっと多くはないと思います.

    私の大学でも友人は製薬企業かCRO,食品企業,化粧品企業などが圧倒的大多数で私の学年で出版社に就職した人は私のみです.

    笑い話として,大学の実績として学生の就職先一覧が掲載される誌面に,私は「その他1名」として記載されていました.

    それくらい周りに出版に行く人は少ないのです.

    そんな白衣の体験を交えて、理系からの出版社就職について色々と解説していきたいと思います。

    本稿ではまず、出版社ってどんな職種があるの?レベルから説明していきます。

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    1. 医療系出版社の編集者には理系がのぞましい

    理系の人間で医療系出版社を受ける人は少ないと上述しました。

    しかし,医療系出版社の執筆者と読者は医療従事者や研究者ですから,本来ならば編集部の人間は医療系,少なくとも理系出身が望ましいです.

    実際,どこの医療系出版社も30歳以上は圧倒的に文系比率が高いですが,20代になると理系修士や医療資格保持者の割合が急激に増大しています.

    昨今の医療は,浅いところはすべて掘り尽くした感があり,誌面にするレベルとなると,もはや文系がついていけるレベルではなくなりつつあります.

    もちろん文系出身でも40代,50代のベテラン編集者ならば話は別ですが,少なくとも斜陽産業である医療系出版社が文系を新卒で取り育てるという余裕はなくなってきています

    したがって,医療資格保持者や理系修士の方には医療系出版社はかなり入りやすい業界であると言えます.

    私が就活したときも,薬学修士という肩書が働き,受けた医療系出版社は全て内定をもらいました

    そんな,理系人材にとってポジティブに働く要因の覆い医療系出版社ですが,情報が結構不足しており,外部の方(特に学生)にとっては何をしているのか想像がつきにくいかと思います.

    しかし、理系人材こそ医療系出版社は狙い目であることを自覚してください。

    2. 編集者とは?

    出版社と聞いてまずイメージするのが編集職なのではないでしょうか.

    いくつかの会社では編集職としてまず採用して,企画内容について理解できる力をつけたら営業など他部門に回すといった取り組みをしている会社もあるほど,編集職というのは出版社の心臓部です.

    主な業務内容は企画立案校閲作業です.

    企画立案

    企画立案とは,その名の通りで「どのような内容を読者が求めているのか」を考え,企画を練ることです.

    この情報を集めるため,学会に取材しに行ったり,研究会や勉強会,記念回(懇親会)等に参加したりします.

    そのため必然的に全国を動き回ることになります.

    また同時に,記事になりそうな企画に精通している先生についての調査も行います.

    仮に興味のある企画がヒアリングから明らかになったとしても,その企画に沿った内容を執筆できる先生がいなければ進まないからです.

    企画が決まり執筆者も決まったら,内容についての詳細な打ち合わせが始まります.

    学会の講演内容について執筆する,などのケースならば簡単ですが,一から組み立てる場合はかなり労力を要します.

    ・どのような順番で話をすると読者が理解しやすいのか

    ・情報の漏れや重なりが無いのか

    ・この項目については別の専門家の先生を手配したほうが良いのではないか

    ・その先生は執筆者の先生と対立関係に無いか

    など目次から人間関係まで配慮する必要があるからです.

    この作業が編集者の醍醐味ともいえますが,一番神経を費やすところでもあります.

    校閲作業

    校閲作業とは,昨今「校閲ガール」というドラマが流行っていましたが,まさにあの作業です。

    簡単に述べると「誤った文言や読みにくい文章を修正する作業」を指します.

    神経のいる作業ですが,一人で黙々と作業することができる人ならば,そんなに辛い仕事ではないです.

    ただ,地道で精密な作業が求められるので,細かい点はどうでもいい,というスタンスの人には辛い作業でもあります(私は辛いです笑).

    以上2点が編集者の主な仕事内容です.

    いかがでしょうか.察しの良い方はお気づきと思いますが,編集者には外向的な仕事と内向的な仕事の両者をこなす必要があります

    すなわち,アッチコッチに移動して人と話す能力一人で黙々と作業をこなす能力です.

    どちらかだけでは駄目です.

    この両者に適性があると思った方は,編集者はきっと向いています.

    なお社によっては,下に記載する記者や製作が混ざっている会社もありますので,応募する際は業務内容をしっかりと確認することをおすすめします.

    3. 製作者とは?

    校閲作業の次の仕事です.

    整えられた文章を,どのようなレイアウトで実際の誌面にするかというもので,クリエイティブ性が求められます。

    校閲作業まではたいていwordやテキストエディタが用いられますが,製作ではInDsignというAdobe社のソフトが用いられることが一般的です.

    文章ならば,フォントの大きさやスタイル,行間の隙間の大きさなどの調整を行い,画像や表ならば,大きさから配置,色味の統一感などについて調整していきます.

    著者と合うことはないので一人で黙々と作業できる人に向いていますが,時たま誌面のイメージが違うという理由で執筆者と打ち合わせをすることがあります.

    また会社によっては,この「製作」の作業は編集者が行うこともあります.

    3大医療系出版社ならば,医学書院南江堂は自社で部門を設けていますが医歯薬出版では編集者が行っています(一部は外注…らしい).

    4. 記者とは?

    自社で新聞をだしている出版社には必須の部門で,取材対象のニュース・プレスリリースに駆け付けカメラを取り,自身でその内容について記事を書きます

    編集者は原則的に自身で文章を書くことは無いですが,記者は記事のほとんどを自分で書きます.

    こちらも会社によって,ある場合とない場合があり,3大医療系出版社ならば,医学書院のみ自社で抱えており,南江堂と医歯薬出版では編集者が行っています.

    外交的で活動的、締切に厳格、なおかつカメラ技術と執筆技術が求められる、かなり高度な職です。

    しかし、難しい分、出来るようになるとかなり重宝され、転職活動の際に有利に働きます

    5. おわりに

    その他,営業や総務などはもちろんどこの企業にもあるように出版社にも存在します.

    このあたりはあえて記載することでも無いので省かせていただきます.

    本稿では簡単に出版社の製作部隊の業務内容について記載いたしました.

    それでは、このへんで。

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