時事ネタ

    華為技術(ファーウェイ)日本支社、初任給40万円以上。中国本社では? 舐められる日本。

    昨年(2017年)の中頃、中華系企業の華為技術(ファーウェイ)が大卒初任給として40万円/月 以上を支払うとして大きな話題となりました。日本の大卒初任給の平均が20~24万円の範囲にとどまっていることと比較すると、約2倍もの給与を支払うファーウェイは相当に儲かっている、優良企業のように映ります。しかし、それはマスメディアがこぞって取り上げる内容なのでしょうか? 

    ファーウェイとは?


    ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)は、1987年に中国・深センに設立された民間企業です。世界有数のICT企業であり、世界170か国以上に進出し、従業員の数は18万人以上に上ります。

    ファーウェイジャパン(華為技術日本株式会社)は2005年に設立され、2016年には900人以上の従業員が働いています。私たちの身近なところですと、スマートフォンやモバイルWi-Fiなどがファーウェイ産であるケースが多いです

    ちなみに中国の深センとは、第2のシリコンバレーと言われるほどベンチャーが盛んで、毎年100近いITベンチャーやバイオベンチャーが、この深センにおいてIPOを果たしています。当然、米国やEU、イスラエルなどITが強い各国のスペシャリストが集結しており、さらに1兆円以上の資産を有するファンドも数多く存在しており中国のGDP向上を牽引する大きな都市となっております。深センについては、掘り下げるとこの話題だけで記事が一報書けてしまいますので次回に譲りたいと思います。

    ファーウェイ本社の初任給は日本の2倍!?

    では、この深センに拠点を構えるファーウェイ本社の技術者たちの初任給はいくらのでしょうか。なんと…年収1000万円、月給に換算すると83万円に上り、日本の40万円の約2倍に相当します。しかも求められている技量の程度は基本的に同一です。本社と支社との違いと言えど、少なくとも技術者たちの生産性は2倍には相当しませんから、日本人への給与支払いは相当馬鹿にされていると思います。では、ファーウェイは特別に給与が良いのでしょうか?

    Googleエンジニアの初任給は1500-1600万!

    ファーウェイは世界的に見ても大企業ですが、ファーウェイの給与支払いが特別に良いかというとそんなことはありません。上にも述べましたが、ファーウェイに限らず深センの優秀なエンジニアは初任給で1000万円を超えますし、アマゾンが今度設立する新本社に新規で5万人採用すると言っていますが、その際にエンジニアの初任給は1130万円(95万円/月)と提示されています。

    世界的なIT大国であるインドの優秀なエンジニアは平均で初任給1500万円(125万円/月)で採用されていると公開されていますし、Googleやマイクロソフトは1600万(160万円/月)で採用しています。

    もちろんITレベルの差であったり、勤務地の物価や地価、GDPなどで年俸は左右されますが、それでも初任給1000~1500万円というのは破格ではないでしょうか。日本人の平均ITレベルは決して高いものではありませんが、優秀な層のエンジニアがインドの優秀なエンジニアの30%程度のパフォーマンスしか発揮できないということは無いと思います。

    外国語の壁であったり、地域・風土の壁はあったりと、色々と障害はあると思いますが、優秀なエンジニア(の卵)の方々は、ソニーなどに就職するのではなく、日本を飛び出て外国企業で働くほうが良い経験・生活ができるではないでしょうか(少なくとも私が情報学を専攻していたらワンチャン狙いにいきます笑)。

    これから就職する学生の方々は、先進国での大卒・大学院卒の初任給や専門領域での初任給などを頭に入れつつ、内資企業と外資企業を選定するとよいと思います。日本の賃金の低下、静かに滅びゆくさま、新卒一括採用や終身雇用の闇を感じ、そのうえで就職先を選んだなら、きっとその企業はあなたにとってファーストキャリアとして正解です。

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